今回はインプラント治療症例の報告です!
患者様は60代の女性です。
下顎臼歯部は、当院でのメインテナンス時の歯周病検査で、毎回深いポケットを指摘されるような状態でした。
患者様ご本人には特に症状はありませんでしたが、歯周病の状態は悪く、このまま放置しても改善は見込めないため、治療を決心されました。
保存が難しい可能性についてもご説明しましたが、それでも積極的な治療介入をご希望されました。
デンタルX線では、歯の根尖部にまで及ぶ骨吸収像が確認されました。
まずは歯の温存が可能かどうかを判断するため、精密根管治療で対応しましたが、残念ながら骨の回復は認められず、保存困難と判断いたしました。

抜歯後の処置をどうするかは、抜歯前に選択しておくことが重要なポイントです。
ご提案した治療方針は以下の3つです。
① そのまま経過を見る
② #46へのインプラント治療
③ #46、47欠損に対する部分床義歯(部分入れ歯)
それぞれの利点・欠点をご説明した上で、患者様は②のインプラント治療を希望されました。
では、#46までのかみ合わせでしっかり咬めるのでしょうか。
フルマウス(全顎的)でインプラント治療を計画する場合には、第一大臼歯(6番目の歯)までの回復を目指します。
第一大臼歯まで回復することで、おおよそ90%の咀嚼能力が回復できるとされています。
CTでプランニングを行ったところ、#46(下顎第一大臼歯部)には十分な骨量が認められたため、#47の抜歯と同時に、#46へのインプラント埋入を計画しました。
また、抜歯部位はそのままにしておくと骨が減少してしまうため、Bio-Oss(牛骨由来骨補填材)を用いて骨移植を行いました。


処置後は6か月間の十分な治癒期間を設け、最終的な補綴装置として、モノリシックジルコニアにステイニングを施した上部構造を製作しました。
対合歯である#16には挺出が認められ、やや歯が伸びている状態であったため、保険適用のCAD/CAM冠による治療も行っています。
なお、CAD/CAM冠には脱離や破折のリスクがあることをご説明し、ご承諾をいただいた上で介入しております。
(CAD/CAM冠に関してのブログはコチラ▶️)
術後には、「安心して咬めるようになった」とのお声をいただきました。
2026年4月18日 記載
三浦歯科 院長 三浦 基
インプラント治療・精密検査なら、愛知県岡崎市の三浦歯科へ。
セラミック治療、矯正治療、予防歯科にも力を入れています。
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