ブログ #34 インプラントを精密に入れるには???
こんにちは!
今回はインプラントケースの紹介をしていきます。
患者様は70代の女性で
インプラント治療を選ばれた理由は、
『入れ歯の噛みづらさや煩わしさ』
『インプラント治療を経験して快適だった』
でした。
何気ないインプラントの1本治療ですが、
インプラントを適正な位置に埋入(入れる)には、実は物凄い技術がいるのです!!




通法よりインプラント埋入を実施していますが、
ここで使用したのが『サージカルガイド』という、インプラントを適正な位置へ埋入するための機器です。


こちらは患者様ごとにシミュレーションして、オーダーメイドで用意をします。


サージカルガイドを使用することによって、上顎洞に近接しているケースでしたがピンポイントでの埋入が可能となりました。
術後も鼻出血等なく良好に経過しています。
こちらのケースは1つ間違えると、インプラント体が上顎洞に迷入、上顎洞の粘膜に穴が空いてインプラント突き出してしまう非常にシビアなケースとなります!
インプラント治療を行う上で、適正な位置へのインプラント埋入は、インプラントの予後に影響を及ぼしますので、綿密な計画と準備が必要となります!
Q1. サージカルガイドを使えば確実に安全なの?
サージカルガイドはインプラント埋入位置を100%保証するものではありません。Tahmasebらのsystematic reviewでは、サージカルガイド使用による位置ズレについて報告しており、理想的な位置と1mm程度のズレが生じたと報告しています。(Tahmaseb et al. 2018)そのズレを許容できるようなシミュレーションやサージカルガイドの不備に気づく必要があり、場合によって術中に修正できる能力が必要となります。
Q2. サージカルガイドとフリーハンドでの埋入はどの程度違うの?
Nickenigらの報告では、サージカルガイドを使用した場合は1mm以内に誤差を抑えることができ、フリーハンドで埋入した場合は2-3mmの誤差が生じたと報告しています。(Nickenig et al. 2010)これだけの差が生じると、サージカルガイドを使用した方が確実に良いと言えますが、本研究では対象を“Kennedy Class II”(遊離端欠損)のケースとしているため、フリーハンドだとより誤差が生じやすいように設定されています。症例や難易度に応じてサージカルガイド使用の有無を決定すべきです。
【症例詳細】
70代、女性
主訴:噛めるようにしたい、噛みづらい
治療内容:サージカルガイドを使用したインプラント治療
治療費(税別):
・インプラント埋入 200,000円
・サージカルガイド 50,000円
・暫間補綴装置 50,000円
・上部構造 200,000円
利点:
・しっかりと咬めるようになる
・取り外しが必要でない
・他の歯への負担が少ない
欠点:
・インプラント周囲炎、粘膜炎のリスクがある
・経年的な粘膜の退縮がある
・上部構造が緩む可能性がある
*信頼と実績のあるインプラントメーカーであるStraumann社のインプラントを使用しています
文責:歯科医師・歯学博士 三浦 基
岡崎市安城市でインプラント治療を考えられている方は三浦歯科へ
むし歯、歯周病の根本的な改善を目指すメディカルトリートメントモデル(MTM)を採用
単にインプラント治療をするだけはなく、新たにむし歯、歯周病によって歯を失わないようにお口の健康をサポートします。
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