インプラントに向いてない人②  歯周病|岡崎市の歯医者|三浦歯科

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インプラントに向いてない人②  歯周病

インプラントと歯周病

 

 歯周病(特に歯周炎)とインプラントに関しては盛んに研究されている分野で、現在でもホットトピックの1つです。歯周炎ってなんだろう?という方に簡単に解説すると、プラークが原因で歯茎に炎症が起き、身体の免疫反応によって歯の周りの骨が溶けてしまう病気です。

 インプラントも同様に、インプラント周囲を支えている骨が吸収する病気であるインプラント周囲炎になることがあり、歯周炎にかかったことがある方ですとインプラント周囲炎にもかかりやすいと言われています。インプラント周囲炎が進行すると、インプラント周囲の粘膜から出血や膿が出たり、腫れたりします。最終的にはせっかく治療したインプラントが脱落してしまうというケースもあります。

 近年発表されたインプラント周囲炎の発症を予防するためリスクツールでは、8つの項目を基準として、インプラント周囲炎に進展するようなリスクを評価しようという動きがあります。(Implant Disease Risk Assessment IDRA from Lisa J. A. Heitz-Mayfield 2019)その中で、今回はBOPとPDについて解説していきます。

・BOP(Bleeding of Probing) … 歯と歯茎の境のポケットにプローブを一定の圧(25g)で挿入し(プロービングという行為)、出血した部位をBOP陽性と判定します。(→プロービング時の出血)特に歯茎に炎症が存在することの指標となります。プロービングは『歯茎(歯周病)の検査をします』など説明され、歯茎にチクチクとした検査を受けたことが皆様あると思います。

・PD(Probing Depth) … プロービングによって測定されたポケットの深さ

The key steps to probing during a dental implant health assessment - Dentistry.co.uk


歯周組織をインプラントと天然歯共に評価し、BOP%が<10%だとインプラント周囲炎のリスクが低く、>25%だと高くなります。

PDはポケットが5mm以上がある箇所を評価する必要があります。1~2箇所であればリスクが低く、6箇所以上であれば高くなります。

また、上記に加えて術後の定期検査の頻度も重要となり、インプラント治療をした場合には最低6ヶ月に1度程度で定期的にインプラントの状態を確認していく必要があります。特に歯周病と同じくインプラントの病気も“Silent disease”と呼ばれ、痛みなどの症状がなく進行していくことが多く、自身で気づくことは難しいです。

 

まとめると、インプラント治療前からこのような歯周病の状態をしっかりと診て、改善していくことが、インプラントの長期的な安定には不可欠となります。

今回の内容では深く触れていませんが、歯周病、インプラント周囲炎・粘膜炎ともに主な原因はプラークです。ご自身で汚れをしっかりと落とせるようにブラッシングの仕方を注意いただくことは最重要となります。

 

これらの情報が、インプラント治療に対する信頼感を少しでも高める手助けになれば嬉しいです。

当院では経験豊富なドクターがインプラント治療に対応しております。ご興味があれば、詳細はこちらをご覧ください。

三浦歯科 院長 三浦 基